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東京電力という会社と福島原発事故の本 [現代]


東電帝国―その失敗の本質 (文春新書)

東電帝国―その失敗の本質 (文春新書)

  • 作者: 志村 嘉一郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/06
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 札束で政治家を、天下りポストで役所を、寄付金で学界を、潤沢なPR費でマスコミを支配し「原発安全神話」をつくり上げてきた東京電力。元朝日新聞電力担当記者が、長年の取材を元に「驕りの帝国」の実像を描く。


東京電力の大罪 2011年 7/27号 [雑誌]

東京電力の大罪 2011年 7/27号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/06/13
  • メディア: 雑誌




ルポ東京電力 原発危機1カ月 (朝日新書)

ルポ東京電力 原発危機1カ月 (朝日新書)

  • 作者: 奥山俊宏
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/06/13
  • メディア: 新書


◇内容紹介
 情報を小出しにし事故を小さく見せようとする態度、確認を拒み質問をはぐらかす姿……。常駐し、すべての会見に立ち会った朝日新聞の敏腕記者が見た東京電力本店の1カ月。報道されなかった「やりとり」から東電の「体質」が浮き彫りになる。


東京電力・帝国の暗黒

東京電力・帝国の暗黒

  • 作者: 恩田 勝亘
  • 出版社/メーカー: 七つ森書館
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 東京電力という巨大企業が抱える病理を丹念な取材で解き明かす。


福島原発の真実 (平凡社新書)

福島原発の真実 (平凡社新書)

  • 作者: 佐藤栄佐久
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2011/06/23
  • メディア: 新書


◇内容紹介
 日々、深刻の度合を深める福島原発事故。 洪水のように溢れかえる情報の中で人は一体何を信じたらよいのか。 原子炉運転停止、プルサーマル凍結、核燃料税をめぐる攻防……。 国と電力会社が操る「全体主義政策」の病根を知り尽くした前知事が、そのすべてを告発する。


ドキュメント東京電力―福島原発誕生の内幕 (文春文庫)

ドキュメント東京電力―福島原発誕生の内幕 (文春文庫)

  • 作者: 田原 総一朗
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/07/08
  • メディア: 文庫


◇内容(「BOOK」データベースより)
 GHQに解体された電力事業は、官僚組織との激しい主導権争いの末、再国有化を免れ、巨大企業・東京電力が生まれる。その暗闘の駆け引き材料とされたのが、原子力発電。福島原発も議論、検討もなおざりのまま建設が進められた。誕生からの東電の姿を、当事者への取材を交えて丹念に追った名作ノンフィクション。待望の復刊。

〝爆笑問題〟の太田光と〝影絵〟の藤城清治の〝大人〟のためのコラボ絵本 [現代]


絵本マボロシの鳥

絵本マボロシの鳥

  • 作者: 藤城 清治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/05/17
  • メディア: 単行本


◇ 内容説明
 あの『マボロシの鳥』を藤城清治が影絵に!藤城清治の大ファンだという太田光のベストセラー小説集『マボロシの鳥』(新潮社刊)の表題作を、藤城清治が影絵化。ふたりのイメージの共鳴しあう傑作絵本!



マボロシの鳥

マボロシの鳥

  • 作者: 太田 光
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/10/29
  • メディア: 単行本




ぶどう酒びんのふしぎな旅

ぶどう酒びんのふしぎな旅

  • 作者: 藤城 清治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/04/13
  • メディア: 単行本


◇ブラチスラバ国際絵本原画コンクール「金のりんご賞」受賞作家で、日本を代表する影絵作家、藤城清治氏。本作は、氏が最初の絵本として選び、愛してやまないアンデルセンの名作を、新たに渾身の力をこめて描き上げた絵本です。
昭和25年、暮しの手帖社から刊行された旧版『ぶどう酒びんのふしぎな旅』はモノクロ印刷。これでは十分に表現できなかった幻想世界を、オール4色で完全に表現したいという藤城氏の宿願を果たすものであり、ご自身の原点への挑戦でもあります。
本年4月に、86歳になる藤城清冶氏の創作意欲は、衰えるどころか旺盛さを増しています。本書には、昨年大きな話題となった京都府京都文化博物館での「藤城清冶 光と影の世界展」で展示され、人気を集めた作品も掲載されていますが、ほとんどは新規の描き下ろし。作品に手を入れ続けている姿は、妥協を知らない真のアーティストの名にふさわしいものです。
藤城氏の86歳の誕生日にあわせて刊行します。

 

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

  • 作者: 宮沢 賢治
  • 出版社/メーカー: リトル・モア
  • 発売日: 2009/11/26
  • メディア: ハードカバー


◇ 内容紹介
ビーズや布、クリスタル、糸で織りなす宇宙。

『幸せな王子』『人魚姫』につづく、清川あさみ、絵本シリーズ最新作がついに完成。

水素よりも透明な銀河の水、サファイアやトパーズの河原、
眼もさめるような白い十字架、楽器の旋律森、りんごと薔薇の匂いがする風、
きらきら燃えるとうもろこしの地平線……。
鳥を捕る男、踊るインディアン、ハープのような孔雀、
タイタニック、跳ねる鱒、真っ赤な蠍……。

宮沢賢治が言葉で描いた空前絶後の情景が、ページをめくるたび、目の前に鮮烈に立ち上がる--。

永遠の名作 『銀河鉄道の夜』決定版!!


FUKUSHIMA原発本が発売され始めた! [現代]

FUKUSHIMA原発事故の本が出版されはじめたが、ほんとんど真実の情報が公開されていない状況下で書かれた本であり、推測と過去の事故事例を参考に論じているが、一貫して原発の安全性を問題視していた著者たちであり、その警告予言は的中してしまった今の現実と今後の方策を論じる。


原発のウソ (扶桑社新書)

原発のウソ (扶桑社新書)

  • 作者: 小出 裕章
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2011/06/01
  • メディア: 新書


◇内容紹介
危険性を訴え続けて40年
“不屈の研究者”が警告する原発の恐怖

“安全な被曝量”は存在しない! 原発を止めても電力は足りる!
いま最も信頼されている原子力研究者の、3.11事故後初の著書

著者の小出裕章氏は、かつて原子力に夢を持って研究者となることを志した。
しかし、原子力を学ぶうちにその危険性を知り、考え方を180度変えることになる。
それ以降40年間、原子力礼賛の世の中で“異端”の扱いを受けながらもその危険性を訴え続けてきた。
そんな小出氏が恐れていたことが現実となったのが、2011年3月11日に起きた福島第一原発事故だった。
原発は今後どうなる?
放射能から身を守るにはどうすればいい?
どのくらいの「被曝」ならば安全?
原発を止めて電力は足りるの?
など、原子力に関するさまざまな疑問に“いま最も信頼されている研究者”がわかりやすく答える。


FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン (朝日新書)

FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン (朝日新書)

  • 作者: 広瀬 隆
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/05/13
  • メディア: 新書


◇内容紹介
 福島第一原発の事故が日本全体を恐怖に陥れている。放射能災害が起これば一大事だが、単に「福島」にとどまる話ではない。地震多発国の日本に原発が54基ある。いつ起こるかわからない地震に備えて、運転を即、止めよと警告する。


暴走する原発  チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

暴走する原発  チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

  • 作者: 広河 隆一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/05/20
  • メディア: 単行本


◇ 内容紹介
 チェルノブイリから福島へ 戦慄の明日
チェルノブイリ原発事故以降、ウクライナとベラルーシ、周辺諸国でどのように汚染が広がり、人々が食べ物から被曝していったか、5年後、10年後のデータで明らかにしていきます。  2011年5月1日現在、日本の子どもたちが通う福島県の幼稚園・小・中学校で暫定基準とされた放射線の年間被曝許容量は、ウクライナで強制避難地域とされた土地で年間に被曝する放射線量の4倍です。このままでは、チェルノブイリの被曝の悪夢が、日本で再現されてしまいます。  50回以上チェルノブイリ原発事故被災地の取材を重ねた著者が、現地と協力して93年に避難民健康調査をしたデータも掲載。事故直後の政府からの「健康に影響はない」発言、避難地域をなるべく小さくしようと動いたこと、食べ物の放射線基準値の引き上げ…旧ソ連と2011年の日本は同じ事が起きているのが読み進むにつれて戦慄をもって迫ってきます。  これから福島がどのように復興していく道があるのかを考えるための必読書です。


放射能汚染の現実を超えて

放射能汚染の現実を超えて

  • 作者: 小出 裕章
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2011/05/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇ 内容(「BOOK」データベースより)
原子炉の心臓部である炉心が大規模に溶け落ちる「メルトダウン」を防いでいるのは、生身の人間たちの苦闘である。そして、この苦闘は今からまだ何カ月も続かざるをえない。運良く、その苦闘が実を結んで破局的な事故を防いだとしても、破壊された原子炉を始末するには、何十年もの苦闘が待っている(まえがき『放射能汚染の現実を超えて』復刊にあたって)。今こそ読まれるべき原発への警告の書。

原発大崩壊! 第2のフクシマは日本中にある (ベスト新書 329)

原発大崩壊! 第2のフクシマは日本中にある (ベスト新書 329)

  • 作者: 武田 邦彦
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2011/05/14
  • メディア: 新書


◇内容紹介
一日30万アクセスの注目ブログの著者・緊急の書下ろし! 原発が地震で壊れるのは想定内、都合のいい情報を信じてはいけない! 安全神話の嘘がバレたいま、原発とどう向き合うかを問う警世の書。
まるで原発などないかのように―地震列島、原発の真実

まるで原発などないかのように―地震列島、原発の真実

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 現代書館
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 単行本



「震度6強」が原発を襲った

「震度6強」が原発を襲った

  • 作者: 朝日新聞科学医療グループ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2007/10/05
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
07年7月、新潟・柏崎刈羽原発を震度6強・マグニチュード6.8という「想定外」の巨大地震が襲い、地震大国日本で原発は大丈夫か、と不安が広がっている。「原発に何が起こったのか」を詳細に追ったルポとともに、「中越沖地震はどのように起こったのか」「『原発耐震指針の改訂』はどのように行われたのか」などをテーマとして、原発と地震について朝日新聞科学グループの総力取材で緊急出版する。

津波災害(河田惠昭箸)と三陸海岸大津波(吉村 昭箸) [現代]

 今回の東日本大震災の被害のうち亡くなられた方の90%以上が水死原因であり、65%以上が60歳以上であったという。地震よりも津波による猛威が多くの人命を奪い去ったのである。さて、今回取り上げた2冊は、津波に関する本であるが、書かれた主旨は微妙に異なる。「津波災害」は、現在、〝予言の書〟として様々な書評に紹介されている。この本の発行が昨年の12月なのである。その予言の部分は後ほど紹介する。もう一冊の「三陸海岸大津波」は、過去にこの三陸海岸を襲った大津波の様子を資料と生存者の証言に基づいて克明に描写している。現在のように映像に残すことができない代わりに、口述、書きものにその様子を言葉で残しているのである。恐ろしいほどに今回の大津波に似た描写があることに驚くとともに、何が生者と死者を分けたかの描写は、今回の大津波での被災と変わらないことが、描かれているのである。著者は、小説家であるが、個人的な趣味で、三陸地方の津波について調べ始めた、と書かれていた。

 さて、〝予言の書〟である「津波災害」は、日本全国の津波被災地域の人々への警告の書として書かれたものである。そして、その予言の部分は、「まえがき」にある。その要旨を次に紹介する。

 この本の出版は、2010年2月27日に発生したチリ沖地震津波がきっかけとなっている。わが国では、約168万人に達する住民を対象に、避難指示・避難勧告が出されたが、実際に避難した人は3.8%の約6.4万人に過ぎなかった。とくに、津波常襲地帯の北海道、青森、岩手、宮城、三重、徳島、高知の各県の沿岸市町村でも、対象人口約74万人中、5.1%の約3.8万人が避難したに過ぎない。このように極めて低い避難率であった。近年の津波災害では、住民の避難率が大変低いことはすでに問題となっていた。しかも、年々これが低くなっているのである。
 「こんなことではとんでもないことになる」というのが長年、津波防災・減災を研究してきた私の正直な感想であり、一気に危機感を募らせてしまった。沿岸の住民がすぐに避難しなければ、近い将来確実に起こると予想されている、東海・東南海・南海地震津波や三陸津波の来襲に際して、万を超える犠牲者が発生しかねない、という心配である。
(中略)
 そして、私が読者にとくに伝えたいことは、「避難すれば助かる」という事実である。そのためには、まず津波に関する知識の絶対量を増やすことが先決である。これらの知識で新しい〝常識〟を身につけるのである。しっかりとした知識に基づく避難をここでは「生存避難」と名付けた。これからの安全・安心な減災社会では津波に関する包括的な知識とそれに基づく行動が必要なのである。

 この本の肝はここに集約されているのである。「避難すれば助かる」は、今回の津波でも実証されたわけで、問題は、何故、多くの人々が安全な場所に避難できなかったのか、である。様々な事情が絡み合って運命を分けたのであるが、著者が一番問題にしているのは、昨年のチリ沖地震の際の避難勧告に対する住民の意識の低さであり、幸か不幸かこのときの津波はそれほどの高さに至らなかったのである。これが、避難しなくても影響ないという先入観を植え付けたことは否めない。そして今回の大津波来襲である。ほんとうの大津波来襲がこれまでの大津情報、防潮堤、想定避難地域をも打ち破って襲いかかったのである。
 正直、今回の津波は想定以上の大津波であり、書かれている対応策では到底抗しきれないほどの規模であったということである。事前の津波情報も正確に捉えることはできず、被害を減少させてくれるはずであった防潮堤も、ことごとく破壊され、逆に波高の嵩上げに貢献してしまった見方もあるくらいであった。
 本書は、今回の大津波の分析を踏まえての災害防止策を提言する内容に改めてほしいものである。

 「三陸海岸大津波」を読むと、何故過去の被災経験が生かされなかったのか、という思いが浮かんでくる。そして過去の経験を生かして、住居を波が押し寄せたきた位置、高さより低い地域には住居を設けず、それ以上の高さに家屋を移した地域は、被災を免れているという事実も厳然と存在し、今回もその地域はほとんど被害なく乗り越えることができた。教訓を生かした共同体とそうでない共同体の違いはなになのかを考えてしまう。
 津波は、「津波と災害」でも記してあるように、あぶない場所でも「避難すれば助かる」のである。しかし、時間の経過とともに、生活のため、利便性のために海の近くに生活拠点を作ってしまうというこを繰り返してしまのである。そして、いざ、全員避難せざるを得ないという場合には、限られた時間で安全な場所に移動するという訓練がされていなかった、としか思えない事態が発生し、犠牲者を生みだしてしまうのである。
 人には、自分だけは大丈夫だ、という御身安全神話があるが、自然の脅威はお構いなしに対象地域にあるものすべてに遠慮なく襲いかかるのである。「三陸海岸大津波」には、過去の大津波でどのように避難、津波から逃げたかの体験報告が綴られているのである。この本は、次世代に向けても語り伝えなければならない内容であるし、今回の被災体験を追加した形で、残してゆくべきである。


津波災害――減災社会を築く (岩波新書)

津波災害――減災社会を築く (岩波新書)

  • 作者: 河田 惠昭
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/12/18
  • メディア: 新書




三陸海岸大津波 (文春文庫)

三陸海岸大津波 (文春文庫)

  • 作者: 吉村 昭
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/03/12
  • メディア: 文庫



人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学 (集英社新書)

人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学 (集英社新書)

  • 作者: 広瀬 弘忠
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/01/16
  • メディア: 新書



津波てんでんこ―近代日本の津波史

津波てんでんこ―近代日本の津波史

  • 作者: 山下 文男
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 2008/01
  • メディア: 単行本



先週、気になった本 原発、被曝、黒幕 [現代]

 依然として原発、放射能関係の本が、店頭を賑わし、新刊も続々と出されている。そんな本と歴史の〝黒幕〟物を取り上げたい。

まずは、気になる放射能汚染での〝内部被曝〟について


隠された被曝

隠された被曝

  • 作者: 矢ヶ崎 克馬
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 なぜ被爆者認定されないのか、そこには科学を装う隠蔽工作があった。多くの人が苦しむ内部被曝を無いものにしてきた米核戦略を告発。
◇著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
 矢ヶ崎 克馬
1943年、東京生まれ、長野県松本育ち。名古屋工業大学計測工学科卒、広島大学大学院理学研究科(博士課程)物性学専攻単位取得満期退学。理学博士(広島大学)。琉球大学理学部教授、琉球大学極低温センター長、日本学術会議物理学研究連絡委員会委員、琉球大学学生部長、琉球大学理学部長等を歴任。2009年3月、琉球大学定年退職。2003年より、原爆症認定集団訴訟で、「内部被曝」について証言を行う。現在、琉球大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


内部被曝の脅威  ちくま新書(541)

内部被曝の脅威 ちくま新書(541)

  • 作者: 肥田 舜太郎
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/06/06
  • メディア: 新書


◇内容(「BOOK」データベースより)
 内部被曝とは、放射性物質を体内にとりこみ、長時間にわたって身体の内側から放射線を浴びることである。恒常的に被ばくすることで遺伝子が傷つけられ、癌などを誘発するといわれている。だが、このリスクを見極める研究は少なく、人体への影響をめぐっては議論百出だ。本書では、ヒロシマでの被ばく後、六十年にわたり内部被曝の研究を続けてきた医師・肥田舜太郎と、気鋭の社会派ジャーナリスト・鎌仲ひとみが、内部被曝のメカニズムを解き明かし、その脅威の実相に迫る。「劣化ウラン弾」などの大量使用により新たな様相を帯びる「核の脅威」に斬り込んだ、警世の書。


隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ

  • 作者: 小出 裕章
  • 出版社/メーカー: 創史社
  • 発売日: 2011/01
  • メディア: 単行本


◇著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
 小出 裕章
1949年東京生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒、同大学院修了。1974年に京都大学原子炉実験所助手になる。2007年4月から教員の呼称が変わり、現在は助教。専門は放射線計測、原子力安全。伊方原発訴訟住民側証人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


福島原発人災記――安全神話を騙った人々

福島原発人災記――安全神話を騙った人々

  • 作者: 川村 湊 著
  • 出版社/メーカー: 現代書館
  • 発売日: 2011/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇内容紹介
 2011年3月11日、東日本大地震大津波、それに続く原発事故。文芸評論家の筆者は原子力に関しては全くの素人。東電・政府・関係機関・専門家の過去から今の発言の生資料を調べまくって分かった彼らのいい加減さ。これは正に人災だった。


原発崩壊 増補版-想定されていた福島原発事故

原発崩壊 増補版-想定されていた福島原発事故

  • 作者: 明石 昇二郎
  • 出版社/メーカー: 金曜日
  • 発売日: 2011/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇内容紹介
 [<増補版>のためのまえがき より]】
これまでのマスコミ報道では、原発反対運動などしょせん「地域の話題」に過ぎず、相応の扱いしかしてこなかった。
 その結果、大都市圏に暮らす人々は原発の問題など「ローカルな話」であり、「他人事」だと思ってきた。
それが、フクシマ「原発震災」事故によって放出された放射能が東京をはじめとする首都圏にも飛来し、食品や水道水から放射能が検出されるに至って、原発の話題は「自分事」になった。


日本の原発、どこで間違えたのか

日本の原発、どこで間違えたのか

  • 作者: 内橋克人
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/04/20
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
 未曾有の惨事となった東京電力福島第一原発の事故を、日本の原子力政策の出発点に戻って考える。原発建設を急いだ正力松太郎、福島第一原発の誕生秘話、運転3年半で起こった最初のトラブル、「応力腐食割れ」……。しかし、「万が一」を恐れる住民たちを前に、「安全」は最初から脇に追いやられていた!? 日本を代表するジャーナリストの渾身のルポルタージュが今、甦る。


新版 原発のどこが危険か 世界の事故と福島原発 (朝日選書)

新版 原発のどこが危険か 世界の事故と福島原発 (朝日選書)

  • 作者: 桜井 淳
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/04/08
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 2011年3月11日、午後2時46分。三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が、東日本を襲った。この地震と津波の影響で、福島第一原発の1~3号機が緊急停止。非常用の炉心冷却装置が作動せず、原子炉圧力容器の水位が低下する深刻な危機に陥った。本書は、1995年刊行の旧版に、この福島第一原発事故についての詳細な考察を加え、新版として刊行するものである。事故は、非常用ディーゼル発電機の不作動が危機の引き金となったが、本書は旧版において、この非常用ディーゼル発電機の危険性を指摘していた。まさに本書は、現代に警告を発する「予言の書」であった。過去の事故を総ざらいし、老朽化を迎えつつある今日の原発の危険性と問題点を浮き彫りにする。いま読まれるべき独自の安全論である。


g2 ( ジーツー ) vol. 7  (講談社MOOK)

g2 ( ジーツー ) vol. 7 (講談社MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/15
  • メディア: ムック


◇内容説明
月刊現代の後継誌として講談社が発行するノンフィクション総合誌

G2 第7号 タイトル
【巻頭特集・東日本大震災と日本の希望】
三陸海岸・緊急現地取材
ルポ・大津波と日本人
佐野眞一(ノンフィクション作家)
『東北学』の主宰者が緊急提言
いま、東北ルネサンスが始まる
赤坂憲雄(福島県立博物館長)
特別座談会・大震災とインターネット
上杉隆・常岡浩介・堀江貴文

最後に黒幕物を一冊、

最後の黒幕 朝堂院大覚 昭和、平成事件簿

最後の黒幕 朝堂院大覚 昭和、平成事件簿

  • 作者: 大下 英治
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2011/04/07
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 児玉誉士夫、小佐野賢治、中曽根康弘と対峙した「殖産住宅事件」。師と仰ぐ後藤田正晴を守りぬいた「特捜検察との攻防」。盟友・石原慎太郎とともに立ち上がった「尖閣列島問題」。金丸信と組んだ「ニカラグア運河計画」。あらぬ汚名を着せられた「オウム事件」。許栄中、司忍、後藤忠政との「裏社会コネクション」。「TSKCCCビル」「朝鮮総連」を巡るハゲタカ・ファンドとの対決。ビジネス・パートナーの「マイケル・ジャクソン怪死事件」―etc。

先週、気になった本 滝川クリステル、梅谷庄吉 [現代]

 地震、津波、原発、放射能関連の記事が世の中にあふれている中で、先週はこんな本が目にとまった。

まずは、美貌でCMにも多く出演しているフリーアナの滝クリ。英語、フランス語に通じた才媛でもある。


恋する理由 私の好きなパリジェンヌの生き方

恋する理由 私の好きなパリジェンヌの生き方

  • 作者: 滝川 クリステル
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇内容紹介
(著者より)
 本書は、フランスと日本のダブルアイデンティティとして生まれた自分自身の人生観や、パリに暮らすフランス女性たちの自由な生き方を知ってもらうことで、ルールを大切にする日本女性の悩みや迷いを解決するきっかけになればという思いで執筆させていただきました。
 そして、少しだけ気持ちに「ゆとり」ができて、女性として生まれてきたことを、心の底から楽しんでいただければ嬉しく思います。
 私のおしゃれ術やデコルテ美容、オーガニックなパリ案内もお楽しみください。


生き物たちへのラブレター 生物多様性の星に生まれて (小学館SJ・MOOK)

生き物たちへのラブレター 生物多様性の星に生まれて (小学館SJ・MOOK)

  • 作者: 滝川 クリステル
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/10/08
  • メディア: ムック


◇内容説明
 滝川クリステル初の写真集&対談集

キャスター滝川クリステルさんは、「地球生き物応援団」の一員として名古屋で開催される生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)の広報役も務める。かつてブラジルで開かれた地球サミットで、わずか12歳のセヴァン・スズキさんが「直しかたがわからないものを壊し続けるのをどうかやめてください」と訴えたことに感銘を受け、環境問題に強い関心をもったからだ。そんな彼女が、生物多様性の理解を広めるため、初出版として、自ら熱帯雨林と識者を取材してつづる写真集+対談集。ボルネオの熱帯雨林で撮り下ろされた写真の数々は、絶滅の危機に瀕した生き物たちと、人々の必死の保護活動、そしてひとりのジャーナリストの温かいまなざしを記録する。また「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏、さかなクン、生物多様性条約事務局長アフメド・ジョグラフ氏らとの対談では、生物多様性とはなにかが、わかりやすく解き明かされる。


 次は、歴史教科書で名前が出てくる「孫文」と「辛亥革命」。しかし、この言葉に大きく日本人が関わっていたとの記述は記憶がない。その日本人の一人が梅谷庄吉、今の貨幣価値に換算して、一兆円とも二兆円ともいわれる私財を投じたという。筆者は、梅谷庄吉の曾孫にあたる。


革命をプロデュースした日本人

革命をプロデュースした日本人

  • 作者: 小坂 文乃
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/11/17
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
 孫文の革命へ2兆円を捧げた日本人がいた!
勃興期の映画産業で築いた巨万の富を、梅屋庄吉は惜しげもなく孫文へ捧げた。二人の盟約とは?梅屋の死後、公開が禁じられていた資料が、曾孫により陽の目を見る 。



孫文の辛亥革命を助けた日本人 (ちくま文庫)

孫文の辛亥革命を助けた日本人 (ちくま文庫)

  • 作者: 保阪 正康
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/08/10
  • メディア: 文庫


◇内容(「BOOK」データベースより)
 清朝末期の混乱の極みにあった1911年、中国初の近代革命となる辛亥革命が起こる。その義挙成功の陰には、アジア解放の夢のもとに、革命の指導者・孫文を助けようと一身を賭した多くの日本人がいた。義によって時代を駆け抜けた孫文と宮崎滔天、山田良政・純三郎兄弟の活躍を軸に、日中にまたがる人間交流を緻密に描いたノンフィクションの傑作。

『もしドラ』、2010年を代表するビジネス書に選出 [現代]

 「ビジネス書大賞2011」の大賞に、①『ストーリーとしての競争戦略』(楠木建/著、東洋経済新報社/刊)と②『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海/著、ダイヤモンド社/刊)が選ばれ、優秀賞に①『働く君に贈る25の言葉』(WAVE出版/刊)、②『そうか、君は課長になったのか。』(WAVE出版/刊)が選ばれた。
 以下に新刊JPニュースの記事を全文掲載する。

 『もしドラ』、2010年を代表するビジネス書に選出
 新刊JPニュース 2011年04月22日 22時配信

 2009年11月から2010年12月に出版されたビジネス書を対象に、その年を代表するビジネス書を選出し、表彰する「ビジネス書大賞2011」が発表され、大賞に『ストーリーとしての競争戦略』(楠木建/著、東洋経済新報社/刊)と『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海/著、ダイヤモンド社/刊)の2作品が選ばれた。
 また、最優秀著者賞として『働く君に贈る25の言葉』(WAVE出版/刊)、『そうか、君は課長になったのか。』(WAVE出版/刊)の2冊が評価された佐々木常夫さんが選出された。

 『ストーリーとしての競争戦略』は2010年4月に刊行された、500ページの本格経営書。大きな成功を収め、その成功を持続している企業は、戦略が流れと動きを持った「ストーリー」として組み立てられているという点で共通していると指摘する。
 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』は言わずと知れた2010年の出版業界を代表するベストセラー作品。昨年末にはオーディオブック版が「オーディオブックアワード2010」を獲得、アニメ化や映画化なども含め、出版から1年以上経過した今でも話題を集めている。

 今回のビジネス書大賞の詳しいランキングや選評は、4月26日発売の『このビジネス書を読め! ビジネス書大賞2011』(ビジネス書大賞実行委員会/著、ディスカヴァー・トゥエンティワン/刊)に掲載されている。良いビジネス書は、どの本も時代を超えて通じる示唆を与えてくれる。ビジネス書にあまり馴染みがない人もこの機会にビジネス書に触れてみてはいかがだろう。
(新刊JP編集部/金井元貴)


ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

  • 作者: 楠木 建
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2010/04/23
  • メディア: 単行本




もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

  • 作者: 岩崎 夏海
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/12/04
  • メディア: 単行本




働く君に贈る25の言葉

働く君に贈る25の言葉

  • 作者: 佐々木 常夫
  • 出版社/メーカー: WAVE出版
  • 発売日: 2010/10/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




そうか、君は課長になったのか。

そうか、君は課長になったのか。

  • 作者: 佐々木 常夫
  • 出版社/メーカー: WAVE出版
  • 発売日: 2010/02/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




マネジメント - 基本と原則  [エッセンシャル版]

マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]

  • 作者: P・F. ドラッカー
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2001/12/14
  • メディア: 単行本




マネジメント信仰が会社を滅ぼす (新潮新書)

マネジメント信仰が会社を滅ぼす (新潮新書)

  • 作者: 深田 和範
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 単行本



最近、気になる原発本、放射能 [現代]

 最近の絶対注目本は、原子力発電所の安全性に関する本と放射能に関する本である。この分野は、本の主旨が読む前から、著書の略歴を見れば、原発に関しては、〝推進派〟か〝反対派〟かの論調が推測できる。逆に言えば、読んでもわかり易い。放射能に関しても、自然界、健康診断等のレントゲン被曝を例に挙げ、健康に影響ないという論調と、長年にわたる微量の被曝であっても遺伝子レベルへの影響があり、健康に影響ないとは言い切れないという論調である。

 さて、ここで起きた福島第一原発の放射性物質の放出が起きた。これは、過去の原発事故(スリーマイル、チェルノブイリ)でも放出は起きたが、すぐにその放出は止められた。しかし、福島の場合は、いまだ放出し続けていて、放出を停止させるまでどのくらいの時間がかかるのかも発表されていない。いや予測不能のためはっぴょうできなんと考えた方がいい。そして、福島の状況は、1950年代に現在の核兵器保有国が、大気圏、特に南太平洋諸島で核実験を繰り返し、放射性物質をバラマキ散らした状況に似ている。
 しかし、違う点が一点だけある。核実験にしても、病院でのレントゲンでの被曝にしても、放射線量は人間がコントロールできたという点である。福島は現在、放射線量を全くコントロールできない状況にあるということが、全く違う次元の被曝体験となりつつあるということ。これが、今後どのような影響を及ぼすか誰も予測不能の状況にあるということである。
 政府、東電、保安院の〝ノーテンキ〟な発表内容を信用することはできないのである。


日本の原発危険地帯

日本の原発危険地帯

  • 作者: 鎌田慧
  • 出版社/メーカー: 青志社
  • 発売日: 2011/04/10
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
 2011年3月11日14時46分、「関東東北大震災」が発生、マグニチュード9.0。
 16年前の1995年1月、阪神淡路島地区に壊滅的な打撃を与えた大地震の、およそ1千倍もの巨大なエネルギーが、大津波となって太平洋岸・岩手、宮城、福島の海岸線に襲いかかった。死者・行方不明3万、歴史的大惨事となった。  かつて、1896(明治29)年、三陸沖大地震では、津波の高さが32・2メートル、死者2万2千人となった。今回はそれに匹敵する悲劇をもたらした。が、そのときにも、阪神淡路大震災のときにもなかった異常事態が、より大きな悲惨を引き起こした。福島第一原発の炉心溶融事故である。

 原子炉からでている水の放射性物資は、炉内の一万倍といわれている。ヨウ素131が千三百万ベクレル、セシウム137が三百万ベクレルなどと、素人にはにわかに判断できない汚染度である。電源喪失すると、どんな事態になるか、米では三十年も前にシュミレーションを行っていたが、日本は無視していた。原発は安全だ、といいつづけてきた日本政府は、科学的に、というよりも人間的な対応をせず、ついにシュミレーション通りの大事故となった。無知、無責任による人災であり、責任者の刑事責任は免れない。IAEA(国際原子力機関)の指摘によれば、避難対象になっていない「四十キロ圏内」の汚染は、避難基準の二倍に達している、という。国際基準よりも日本が緩やかなのは、人権感覚のちがいでもある。


原発暴走列島

原発暴走列島

  • 作者: 鎌田 慧
  • 出版社/メーカー: アストラ
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇内容紹介
原発の、何が本当なのか? 日本はどうなってしまうのか? 30余年、原発反対を訴えてきたルポライター・鎌田慧が今こそ吠える! 福島だけではない、日本全国で起こりうる原発事故。 過去からの丹念な取材をもとに書いた、日本の明日を憂う緊急出版。


原子炉時限爆弾

原子炉時限爆弾

  • 作者: 広瀬 隆
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/08/27
  • メディア: 単行本


◇【内容紹介】
 地球温暖化対策のもとで、原発がクリーンエネルギーとして脚光を浴びている。原爆材料プルトニウムを大々的に利用するプルサーマル発電が開始され、ナトリウム火災事故を起こした高速増殖炉「もんじゅ」が14年の冬眠をへて運転再開。さらに政府が閣議決定した「エネルギー基本計画」では、2030年までに原発14基以上を新増設し、現在60%台まで急落している原発稼働率を90%まで引き上げる方針を掲げている。

 エコの名の下で、日本人は疑問を抱くことなく電力会社の宣伝文句に踊らされているが、日本の原子力産業が突進しようとしている未来には、とてつもなく巨大な暗黒時代が待ち受けている。その正体こそ、地球の地殻変動がもたらす「原発震災」の恐怖である。

 スマトラ島沖地震、四川大地震、新潟県沖地震等々は、刻々迫る東海大地震の予兆である。この日本列島に阪神大震災をはるかに上回る巨大地震が襲うのは確実で、そうなれば浜岡をはじめとする原発が大事故を起こし、首都圏崩壊、さらには日本全土が壊滅するおそれが高い。

 本書では、原子力発電の危険性と地震発生のメカニズムを科学的・論理的に解明するとともに、プルサーマル発電、高速増殖炉「もんじゅ」、高レベル放射性廃棄物の最終処分場問題など、原子力産業の現状と欺瞞を明らかにする。


隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ

  • 作者: 小出 裕章
  • 出版社/メーカー: 創史社
  • 発売日: 2011/01
  • メディア: 単行本


◇著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
 小出 裕章
 1949年東京生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒、同大学院修了。1974年に京都大学原子炉実験所助手になる。2007年4月から教員の呼称が変わり、現在は助教。専門は放射線計測、原子力安全。伊方原発訴訟住民側証人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策

放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策

  • 作者: 古長谷 稔
  • 出版社/メーカー: 三五館
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本


◇出版社/著者からの内容紹介
 地震で原発がクラッシュしたときの放射能汚染をレポートした、2006年の本です。
 残念なことに、今という時代が、この本に追いついてしまったのかもしれません。
 最低限の備えを、消費者の安全を守るために設立された「NPO法人・食品と暮らしの安全基金」が責任をもって記しております。
 緊急重版です! ぜひ一冊、お手元に置いておかれますように。


原発と地震―柏崎刈羽「震度7」の警告

原発と地震―柏崎刈羽「震度7」の警告

  • 作者: 新潟日報社 特別取材班
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/01/31
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 2007年7月16日、中越沖地震によって東京電力柏崎刈羽原発で動いていた原子炉がすべて止まった。設計時の想定を大幅に上回る激しい揺れに襲われ、広範囲な被害やトラブルが続発。「安全神話」が大きく揺らいだ。世界最大の原発集積地で起きた非常事態は何を意味するのか。深く検証し、断層が走る地震国・日本の「原発」を考える。2008年度日本新聞協会賞、日本ジャーナリスト会議・JCJ賞をダブル受賞。

最近、気になる本、津波、ラジオ、猫、野球 [現代]

 東日本大震災は本にも大きな影響を与えた。津波、地震、原発、放射線の本が本屋さんの一番目立つとこにおいてある。いやでも目にとまるが、最近の興味は違うところにある。 

 最初はなんといっても津波だ。


津波災害――減災社会を築く (岩波新書)

津波災害――減災社会を築く (岩波新書)

  • 作者: 河田 惠昭
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/12/18
  • メディア: 新書


◇内容紹介
 いまだ記憶に新しいスマトラ沖地震津波。巨大地震発生帯に位置する日本列島も、同様の津波に襲われる可能性が十分にある。来るべき大津波に、どう備えるか。重要なのは、被害をいかに最小限におさえるかという「減災」の視点だ。災害研究の第一人者である著者が、津波減災社会の構築へ向けた具体的施策を示す。
 今回の東日本大震災での津波は、この本の想定以上の規模であり、一部防災対策施設はほとんど機能しなかった事実はあるが、1000年に一度の震災では致し方ないかもしれないが、次の災害に生かせる助言は豊富にある。冒頭での津波への警告は、あまりにも的中しているので驚いた。


三陸海岸大津波 (文春文庫)

三陸海岸大津波 (文春文庫)

  • 作者: 吉村 昭
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/03/12
  • メディア: 文庫


◇内容(「BOOK」データベースより)
明治29年、昭和8年、そして昭和35年。青森・岩手・宮城の三県にわたる三陸沿岸は三たび大津波に襲われ、人々に悲劇をもたらした。大津波はどのようにやってきたか、生死を分けたのは何だったのか―前兆、被害、救援の様子を体験者の貴重な証言をもとに再現した震撼の書。


超巨大地震がやってきた―スマトラ沖地震津波に学べ

超巨大地震がやってきた―スマトラ沖地震津波に学べ

  • 作者: 木股 文昭
  • 出版社/メーカー: 時事通信出版局
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本


◇出版社/著者からの内容紹介
 私たち名古屋大学環境学研究科で地震学、社会学、地
理学、経済学、心理学の研究者は2004年スマトラ地震津波の最大の被災地アチェの現地に数回にわたり飛んだ。そして、地震津波の破壊過程、津波の災害、災害からの復旧と復興過程を現地の研究者と見つめてきた。なぜ超巨大地震が発生したか、いかなる被害だったか、、いかに復旧と復興に取組んでいるかについて、現時点で報告する。とりわけ、人々が国も州も市も十分な政策がないなかで復旧と復興に取組み、しかも和平協定を実現させたアチェの人々の行動には注目したい。「発展途上国の被害さ」では片付けられないものを感じ、出版を決意した次第である。


 計画停電で注目されたモノにラジオがある。そこで最新のラジオ本を2冊。


ラジオの魂

ラジオの魂

  • 作者: 小島 慶子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2011/03/18
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
 世の中って捨てたもんじゃないよ! TBSラジオの人気番組『小島慶子キラ☆キラ』のメインパーソナリティが語り下ろしたラジオの魅力。いまラジオがメチャクチャ熱いし面白い!



ラジオは脳にきく[プレミア健康選書]―頭脳を鍛える生活習慣術

ラジオは脳にきく[プレミア健康選書]―頭脳を鍛える生活習慣術

  • 作者: 板倉 徹
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2011/03/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇内容(「BOOK」データベースより)
 「テレビ、パソコン、ケータイ、スマートフォン…視覚情報ばかりでは脳がダメになる!」―ラジオを聴いているときの“場面想像”で脳全体が活性化する―など、無理なく継続でき、能力向上、記憶力アップ、脳の若返り、認知症の予防などにも効果抜群なシンプル生活のすすめ。

 堅いお話では疲れるので、気になる猫本をさがすと、


吾輩は看板猫である

吾輩は看板猫である

  • 作者: 梅津 有希子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/03
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 ちょっぴりメタボな青果店のアイドルから、ネクタイ締めて毎朝9時出勤の工具店の社長まで、すべて店番が仕事の猫ばかり。のんびり&脱力系猫フォトブック。

 次は球春を祝して最新の野球本を2冊。


田中将大 〜若きエース4年間の成長〜

田中将大 〜若きエース4年間の成長〜

  • 作者: TBS『S★1』田中将大取材班
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/03/23
  • メディア: 単行本


◇内容説明
 田中将大投手の本音、成長の過程が一冊に!
「マー君」の愛称で親しまれている、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手。デビューから4年間で46勝を挙げ、若きエースとしてチームを引っ張っています。その田中投手をデビュー前から継続的に取材している番組がTBSテレビのスポーツニュース総合番組「S★1」。番組が伝え続けた田中投手のプロでの4年間を一冊の本にまとめました。田中投手の素顔、本音、4年間の成長とプライドなど、本当の姿が詰まった一冊。必読です。


日本人メジャーリーガー 一流の条件 (ベスト新書)

日本人メジャーリーガー 一流の条件 (ベスト新書)

  • 作者: 大橋 巨泉
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2011/03/09
  • メディア: 新書


◇出版社/著者からの内容紹介
 野茂英雄以降、41人の日本人野球選手が海を渡り、MLB(メジャーリーグベースボール)に挑戦した。イチローはじめ、米球界に屈指の記録を残した選手もいるが、期待を裏切り、数年から1年で日本に戻ってきた選手も多い。何が彼ら、サムライたちのメジャー体験を分けたのか。どのような選手が通用し、どのような選手が通用しなかったのか。
 かつて、「大リーグ」は日本人には手の届かない「本場」だった。いま21世紀に入って、それは決してかつてのような場所ではないのかもしれない。しかし、日本球界で堂々たる成績を残した並みいるツワモノが挑戦して、決してラクラクとは成功できない厳しい世界であることは、いまも変わらぬ厳然たる事実なのだ。
 本書は、通算60年の長きに渡り、MLBを見続けてきた著者が、その長いMLB観戦史の総決算として、日本人メジャーリーガーたちへ渡す、ときに厳しく、ときに心優しい通信簿である。

最近、気になる本の一覧です [現代]

 本の内容を聞き、なんとなく気なっている本です。まだ、読んでいないが、いずれ読みたい本です。


日本の独立

日本の独立

  • 作者: 植草一秀
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2010/11/20
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
誰も書かなかった、日本の支配者の真実! 主権者国民と「米・官・業・政・電」利権複合体の死闘 国家の罠に嵌められた著名政治経済学者が、迷走日本政治を一刀両断する 渾身の長編書き下ろし 小沢一郎を攻略し、仙谷―菅によるクーデターを操った悪徳利権複合体の正体を暴く!
著者は、国策捜査の犠牲となった植草一秀氏。立つ位置は、反権力側の視点である。



中国はなぜ「軍拡」「膨張」「恫喝」をやめないのか―その侵略的構造を解明する

中国はなぜ「軍拡」「膨張」「恫喝」をやめないのか―その侵略的構造を解明する

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
中国の妄言に翻弄されない日本になろう! このままでは尖閣諸島が奪われる。
最近注目を集める中国本の一冊。



王道の日本、覇道の中国、火道の米国

王道の日本、覇道の中国、火道の米国

  • 作者: 青山 繁晴
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/08/06
  • メディア: 単行本


◇ 内容紹介
2009年夏のウイグル反乱は、共産党の独裁強化と領土支配を狙う中国に対する決定的なカウンターパンチだった。世界は大きく動きつつある。日本国民はいまこそ、「領土と領海」を強く意識し、勇気ある一歩を踏み出す時である。すなわち樺太の南半分や千島列島、尖閣諸島、竹島、択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島という「日本固有の領土」を原状回復し、独立国としての条件を整えることが、覇権国から日本を守る唯一の道である。
覇権への意志がすべての中国、己を火で焼き尽くすかのように問題を噴出させ、危機の道を歩みつづける米国に対し、日本は堂々と「王道」を歩むべきだ、と著者は記す。
そう、何も恐れることはない。なりふり構わず我欲を追い求める米中を尻目に、ただ正しい道を歩むことにより、わが国に平和と繁栄、幸福がもたらされるだろう。「ゲンバ=現場」に直接向かい、真正面から上記の問題に取り組む著者の姿が、われらの道を照らしてくれる。




ポスターを貼って生きてきた。 就職せず何も考えない作戦で人に馬鹿にされても平気で生きていく論

ポスターを貼って生きてきた。 就職せず何も考えない作戦で人に馬鹿にされても平気で生きていく論

  • 作者: 笹目浩之
  • 出版社/メーカー: パルコ
  • 発売日: 2010/10/28
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
就職しないで生きる方法を探している若者、オンリーワンビジネスを考えているビジネスマン、アートの世界で生きていこうと考えているひと、必見!

東京都内の至る所で見かける演劇や映画のポスター。
実は東京のお店に貼ってあるポスターの大部分は、ポスターハリス・カンパニーの仕事なのです。
「ポスターを貼る会社」の創業の秘密、なぜ30年も(!)続けてこられたのか、さまざまな傑作ポスターへの愛までを語りつくします。

普通の就職をするのではなく、芸術の周辺で仕事をしたいと思っている人 必読の一冊です。



1980年12月8日 ジョン・レノンのいちばん長い日 (P‐Vine BOOKs)

1980年12月8日 ジョン・レノンのいちばん長い日 (P‐Vine BOOKs)

  • 作者: キース・エリオット・グリーンバーグ
  • 出版社/メーカー: ブルース・インターアクションズ
  • 発売日: 2010/11/19
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
各メディアで話題。日本経済新聞、朝日新聞ほか掲載。

事実は小説よりも奇なり。
ポップ・カルチャー史上最悪の事件を分刻みで追う驚愕と感動のノンフィクション!
…もしあなたが著名人の最期の瞬間に居合わせたら、どうしますか?

2010年12月8日、世界はジョン・レノンの死から30年という節目を迎えることになる。
あの日、ジョン・レノンは順調な1日を過ごしていた。
『ローリング・ストーン』誌の写真撮影に始まり、ラジオのインタヴュー、 家族そろってのランチ、そしてスタジオ・セッションと、 再スタートを切ったばかりのロック・スターとしては これ以上ないほどの完璧な1日だった――凶弾によって命を断たれるまでは。
マーク・デイヴィッド・チャップマンは、偉大なるロック・アイコンに向けて、あくまでも淡々と38口径チャーター・アームズ・スペシャルの 引き金を引き、つかの間の名声を手に入れるというゆがんだ夢をかなえた。
そのおぞましい瞬間にいたるまでに起きた出来事を驚くべき緻密さで追ったのが本書である。
著者は、ジョンとヨーコ、狂気の殺人者、ビートルズのほかの3人、ファン、ニューヨークの市政者たちの姿を追っていき、時間の経過と共に、息もつかせぬペースで場面を展開し始める。
凶弾が放たれてからは、ステファン・リン医師が緊急救命室から出てきてジョンの死を告げ、『マンデー・ナイト・フットボール』の放送中に ハワード・コーセルが訃報を伝え、そしてポール・マッカートニーが 「うんざりだよな」とつぶやいたことで非難をあびる ――悲しみのあまり口にした言葉が冷淡であると受け取られたのだ―― までの様子を分刻みで描写している。
エピローグでは、事件後のことが語られている。 セントラル・パークで10万人のニューヨーカーが黙祷し、ジョン・レノンの死を悼み、その人生を称えた歴史的な瞬間、そして1995年、ジョンの死後に実現することになったビートルズのスタジオでの再結成。本書により、彼の残した遺産はこれからも色褪せることなく生き続けていくことだろう。



1坪の奇跡―40年以上行列がとぎれない 吉祥寺「小ざさ」味と仕事

1坪の奇跡―40年以上行列がとぎれない 吉祥寺「小ざさ」味と仕事

  • 作者: 稲垣 篤子
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/12/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇内容
内容紹介
たった1坪で年商3億!

品数は,、「羊羹(1本580円)」と「もなか(1個54円)」の2品だけ!

初めて明かす、40年以上早朝からとぎれない行列秘話、父との葛藤、障がいのある社員との話。
お客様と共に歩んで60年目。いま語り継ぎたいものとは?

6500社超の会社を見続けている、法政大学大学院教授・坂本光司氏推薦!
「小ざさは、本物中の本物だ!」

羊羹を練り続けて半世紀以上。
「紫の一瞬の輝き」を求めて、今日も指先の神経を研ぎ澄ます。
小さな屋台から始まった、吉祥寺「小ざさ」物語。

父は「もなかの栞」にこう書いています。
《原料本来の特色を生かし、砂糖の甘みをならす、言い方をかえますと、丸い味とすることが、和生菓子を創る上の、究極の奥義かと信じます》
父独特の表現ですが、粒の大きな砂糖でないと、まろやかな甘み、上品な甘さの“丸い味”にはならないのです。

「対角線の中心を探せ」
「四つの交点をつかまえろ」
小ざさの羊羹は、ポクポクの芋羊羹、ネチネチの普通の羊羹、プリプリの錦玉かん、口のなかでスーッと溶ける水羊羹の四つの種類の羊羹の、ちょうど交点にある羊羹です。
それをつくりあげるのは微妙な練りの違いで、その中心を探す、交点をつかまえるのは本当に難しいことでした。
「今日こそは、父を納得させる羊羹をつくってやる」
そう思いながら、毎日羊羹を練り続けました。

生涯現役、78歳著者の処女作!



小さき者たちの戦争

小さき者たちの戦争

  • 作者: 福岡 賢正
  • 出版社/メーカー: 南方新社
  • 発売日: 2010/07/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇内容紹介
戦後の長い対立に橋を架けるために――。 「小さき者」であるがゆえに、戦争という強大な力に翻弄され、人を殺め、傷ついてきたわたしたち。直面する戦争といかに向き合い、いかに生きるかを改めて問う、渾身のルポルタージュ。毎日新聞好評連載。

以上

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